寺院施工・内陣施工・寺院仏具の修理について

【寺院施工】近年大人気の納骨壇の作製風景です

昨日の当店工場の作業風景です。現在、お寺様からご用命頂いた納骨壇を製作中です。
近年は「管理が大変」「守る人がいない」など様々な理由から、墓じまいをされる方が急増しております。

永代供養をされて終了とされる方もいらっしゃる一方で、お墓は不要だけれど、お骨は大切にしたいという方も多いです。そのようなニーズにあわせて、納骨壇をご用意するお寺様が急速に増えております。

写真は納骨壇の作製作業中の1枚です。表面が真っ黒ですが、これに桜などの蒔絵などを施した美しい納骨壇に、お骨や故人様との思い出の品などを入れて頂くことになります。

納骨壇作成にあたっては下地作りが最も重要です。黒く塗っては研ぐを何度も繰り返して、下地をしっかりと作ることが、高品質な納骨壇作りに欠かせない作業です(職人の中では「場を整える」と表現します)。

非常に地道で、表には見えない作業ですが、職人の気合がこもった納骨壇です。当店は仏壇・仏具以外にも、納骨壇の経験も豊富に有しております。納骨壇の導入をご検討中の寺院様がいらっしゃいましたら、ぜひお気軽にお問い合わせ下さいませ。

【寺院施工】納骨壇の蒔絵が間もなく仕上がります!

先日は、納骨壇を新たに設置するお寺様の、蒔絵の仕上がり具合のチェックをしてきました。
当店は複数の寺院様に納骨壇を納品させて頂いておりますが、断然の1番人気の蒔絵は「桜」です。

写真のとおり、右上から、左下に向けて流れるように桜の蒔絵を施しております。
1枚、1枚、蒔絵職人さんが手書きで仕上げており、ピンクの濃淡も絶妙で「まさに職人技!」と感嘆いたします。

近年は墓じまいをされる方が多く、代わりに空調が効いた納骨堂でお参りをされる方が増えています。
お寺様から納骨壇のご相談をお受けすることも多くなっています。

冒頭記載のとおり、当店は納骨壇の実績も豊富にございます。納骨壇をご検討中の寺院様がいらっしゃいましたら、お気軽に当店へお問い合わせ頂きましたら幸いです。

【寺院施工】本堂余間のりんとうが落下したため修復致します(鯖江市内)

このたびは、本堂余間の、左側のりんとうが落下したお寺様の修復を行います。
天井から吊り下げていらっしゃったのですが、経年劣化で、止め具が外れて、落下してしまったようです。
幸い落下箇所に大きな傷も生じず、比較的軽微な修復で元通りにできそうです。

先日は、別のお寺様で天女が落下したり、不思議と同じようなことが続きますが、当店に修復をお任せ頂いたからには、
4代・100年続く老舗の技術・経験を最大限に活かして、高い品質でしっかりと対応致します。

当店はお寺様のお仕事も数多く頂いております。これからもお客様の信頼にお応えできるよう、職人一同、精進して参ります!

【寺院施工】お寺様の天井に吊っていた天女様が落下したため修復中です!

こんにちは。福井県・鯖江市の出村仏壇店です。

今回は、お寺様から、珍しいご依頼を頂きましたのでご紹介します。
約150年前にお寺の天井に設置した天女様が落下・破損したため、修復したいとのお申出です。

凄いのは、ほぼ床に水平に落下したようで、最小限の修復でお直しが出来そうなことです。
少しでも傾いて落下していたら、バラバラになっていたと思います。
また、落下場所に誰もいなかったことも幸運で、こんなに幸運が続くと、仏様のお力が働いたのかなと感じます。

天女様も時には地上を楽しみたいのかな?などとも思いつつ。これから修復に取り組んで参ります!!

【寺院施工】広島県のお寺様へ納骨壇増設の下見に行きました!

先日は、広島県のお寺様へ伺いました。
約7年前に約300家分の納骨壇を設置したのですが、残り数家分となったため、増設したいとのお申し出を頂きました。

一般的な屋外のお墓と異なり、季節・天候を問わず、空調の効いた快適な空間で合掌できるため、お檀家様に大好評とのことです。
お寺様に聞くところ、最近、墓じまいをする方が増えているものの、そのうち半分位の方は、納骨壇にお骨を移動されるそうです。
お墓の維持・管理の問題から、納骨壇の需要は今後いっそう高まると思います。

当店は納骨壇の設置実績も豊富で、お寺様のお好みの蒔絵などを入れたりすることも可能です。
何よりお檀家様に大変お喜び頂けるサービスですので、ご興味のあるお寺様がいらっしゃいましたら、ぜひお気軽にお問い合わせください。

※写真は蓮如上人の「南無阿弥陀仏」の真筆です。お寺様のお内仏の隣にありましたので、写真を撮らせて頂きました。