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今朝の工場１階の風景です。春彼岸までの納品に向け３本のお仏壇を仕上げ中です！
（施主様は福井市や越前市など様々です）

工場２階での補修・塗り、箔押し場での金箔押しなどを経たすべての部品が集められ、元のお仏壇の姿に戻していきます。当然のことではありますが、元に戻すためには、修理・修復前がどのような状態であったかをしっかり把握しておく必要があります。当店は修理・修復前の写真を撮らせて頂き、しっかりと「新品同様に修復のうえ」元通りにして納品します。

お客様には修理前のお写真をお見せすることもありますが、修復後のピカピカになったお仏壇と見比べて、感嘆や感謝のお声を頂くことが多くございます。その瞬間は我々職人としても大変嬉しく・ありがたい瞬間です。
現在仕上げ中のお仏壇も、お客様に「出村さんに依頼してよかった」と感じて頂けるよう、最後までしっかりと対応して参ります！！

お直しのご依頼を頂いていたお仏壇のうちのひとつが、完成に近づいてまいりました。いまはお仏壇の障子の紗（しゃ）を張り替えております。
「紗」とは、障子に張る金の模様がついた薄い布のことで、お仏壇の障子には必ず張られています。しかし、経年劣化により変色や破れが生じます。古いお仏壇の場合は触れるだけで剥がれ落ちてしまう場合もあります。

修理・修復では、障子に対し１枚１枚手作業で張り付けていきます。紗（しゃ）を張り替えることで、お仏壇の印象や上品さが格段にあがります。地味な工程ではありますが、一つ一つを丁寧に行うことが、お客様のご満足につながりますので、しっかりと対応して参ります！

 

現在、春のお彼岸に向けて多くのお仏壇の修理・修復依頼を頂いております。誠にありがとうございます。
傷や凹みなどの補修を終えた部品は、必要な箇所に金箔を押していきます。
金箔は１辺３センチの正方形で、鼻息がかかるだけでもフニャっと曲がってしまうほどの薄さです。扱いには大変な繊細さが求められるのですが、当店の約３０年の経験をもつ２名の職人は、手際よく箔を押していきます。このブログを書いている私も箔押しをしますが、見ていて感心してしまいます。

また、毎年、近所の小学生が社会科見学に来てくれまして、職人の案内のもと、子供自身に箔を押して金メダルを作ってもらっています。子供たちは自分で作った金メダルに大喜びです。子供達の喜ぶ姿を見ますと、我々職人一同も本当に嬉しい気持ちになります。お客様のためは勿論、子供達のためにも、これからも職人一同頑張ってまいります！

今日は２月とは思えない暖かさの中、福井市のお客様よりお預かりしたお仏壇をお洗濯中です。
特殊な洗剤でひとつひとつの部品をハケを用い、丁寧に汚れを落としていきます。
その後はたっぷりとお日様に当てて乾燥させ、修理・修復の工程へと進んでいきます。
お客様からお喜びのお声を頂けるよう、納品日までしっかりと対応してまいります！

このたびは福井市のお客様から、非常に立派な大型のお仏壇の全面修理・修復のご依頼を頂きました。
仏具等も大変良いものをお使いになられており、約３ヵ月のお時間を頂戴しての修復となります。
お客様にお喜び頂けるよう、職人一同しっかりと対応して参ります！